腰を守る「天然のコルセット」を育てる――腰痛とピラティスの話
重いものを持つときだけでなく、朝の洗顔やくしゃみでヒヤッとする腰。「腰痛とはもう一生のつきあい」と半分あきらめていませんか。
腰そのものではなく、腰を守る筋肉のほうに目を向けると、できることはまだたくさんあります。
腰には「天然のコルセット」が巻かれている
お腹の奥には、腹横筋(ふくおうきん)という筋肉が、文字どおりコルセットのようにお腹をぐるりと一周しています。この筋肉がしっかり働いていると、お腹の中の圧が高まり、背骨を内側から支えてくれます。
ところがこの筋肉、意識しないと働きにくく、年齢や運動不足でサボりやすいのが弱点。天然のコルセットがゆるむと、背骨や腰まわりの筋肉に負担が集中し、張りや痛みにつながりやすくなります。
ピラティスは「コルセットの使い方」の練習
腹筋運動で鍛えられる表面の筋肉と違い、腹横筋は呼吸と一緒に働く筋肉です。ピラティスが呼吸をあれほど大切にするのは、まさにこのため。息を吐きながら動く練習を重ねることで、天然のコルセットが日常の動きの中で自然に働くようになっていきます。
「鍛える」というより「使い方を思い出させる」——だから強い負荷も激しい動きも必要なく、腰に不安のある方でも取り組みやすいのです。
自宅でできること:ドローイン(お腹のへこませ呼吸)
- あおむけで両膝を立て、両手をお腹に当てます。
- 鼻から吸って、口から細く長く吐きながら、おへそを背中に近づけるようにお腹をへこませます。
- へこませたまま浅い呼吸で5秒キープ、ゆるめる。10回。
※ 動かして痛みが強くなる場合や、脚のしびれを伴う場合は中止し、医療機関にご相談ください。
Move fit 戸畑でできること
ドローインが正しくできているか、自分では分かりにくいもの。Move fit 戸畑では理学療法士が手で触れて確認しながら、リフォーマーを使って「コルセットを効かせたまま動く」練習へ段階的に進めます。腰に不安がある方こそ、自己流の筋トレを始める前に一度ご相談ください。