「最近よくつまずく」は身体からのサイン――今日から始める転倒予防
「何もないところでつまずいた」「最近、段差がこわい」。笑い話にされがちですが、これは身体が出している大事なサインです。
転倒は、骨折からそのまま動けなくなる入り口になることもある、シニア世代の大敵。でも、原因を知って備えれば、リスクはぐっと下げられます。
つまずきの原因は「脚の筋力」だけじゃない
「脚が弱ったから」と一言で片づけられがちですが、実際に評価すると原因はもっと細かく分かれます。
代表的なのは、①つま先を上げる足首の筋肉の衰え、②片脚立ちを支えるお尻の横の筋肉(中殿筋)の衰え、③足指が地面をつかむ力の低下、④バランス反応の遅れ。歩くとは「片脚立ちの連続」なので、特に②が弱ると身体が左右に揺れ、わずかな段差を拾えなくなります。
「ながら」に弱くなるのも要注意
もう一つ大事なのが、考えごとをしながら歩くと足が止まる・ふらつくという変化。歩くことに脳の容量が多く必要になっているサインで、転倒リスクの目安として国際的にも使われています。
「会話しながらの散歩でテンポが落ちる」と感じたら、筋力だけでなくバランスの練習も取り入れどきです。
自宅でできること:つかまり「片脚立ち」
- テーブルや手すりのそばに立ち、いつでもつかまれるよう手を浮かせます。
- 片脚を床から5cmほど上げて、30秒キープを目標に。
- 左右2回ずつ、1日2セット。ふらつく方は指1本で支えてOK。
「左右どちらかだけ極端にふらつく」場合は、弱っている側のサイン。覚えておいて、体験時にぜひ教えてください。
Move fit 戸畑でできること
Move fit 戸畑では、65歳以上の方向けの体操教室(毎週火曜13:00〜13:40・体験600円)で、バランスと筋力をまとめて楽しく鍛えられます。「腰や膝が痛くて運動が不安」という方には、理学療法士が個別に評価したうえで安全なメニューをご提案。ご家族の「うちの親、最近あぶなっかしくて」というご相談も歓迎です。