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COLUMN #04 | 東洋医学

経絡治療って何?――痛い場所に刺さない鍼の話

2026年6月11日 | 執筆:村田 幸俊(理学療法士・鍼灸師)| Move fit 戸畑(北九州市戸畑区)
経絡治療って何?――痛い場所に刺さない鍼の話

鍼灸というと「痛いところにブスッと刺すんでしょう?」と思われがちです。もちろんそういう方法もあるのですが、伝統的な鍼灸には腰が痛いのに足や手のツボを使う、不思議に見えるやり方があります。それが「経絡治療(けいらくちりょう)」です。

経絡は「線路」、ツボは「駅」

東洋医学では、身体にはエネルギー(気)の通り道が全身に張りめぐらされていると考えます。この通り道が経絡。そして経絡の上にある反応点がツボ(経穴)です。

鉄道にたとえると、経絡は線路、ツボは駅。線路は内臓から手足の先まで全身をつないでいるので、どこかで流れが滞ると、離れた場所に不調として現れることがあります。腰の不調が足のツボに反応として出る、というのはこの「同じ線路の上」だからなのです。

経絡治療は「全身を整えてから、局所を看る」

経絡治療では、いきなり痛い場所に鍼をするのではなく、まず手首の脈やお腹を確かめて、どの経絡の流れが乱れているかを探します。そして手足のツボにごく浅く、やさしい鍼をして全身の流れを整えてから、必要に応じて気になる場所のケアをします。

使う鍼は髪の毛ほどの細さで、刺激はとてもソフト。「鍼は痛そうでこわい」という方や、刺激に敏感な方、体力が落ちている方にこそ向いている方法です。

自宅でできること:万能のツボ「合谷」

手の甲、親指と人差し指の骨が合流する手前のくぼみに「合谷(ごうこく)」というツボがあります。肩や首のこわばり、ストレスを感じたときに広く使われる、いちばん有名なツボのひとつです。

  1. 反対の手の親指をツボに当て、骨のキワに向けて押します。
  2. 「気持ちいい」と「少し響く」の間の強さで5秒、ゆっくり離します。
  3. 左右5回ずつ。お風呂上がりなど身体が温まっている時が効果的です。

Move fit 戸畑でできること

Move fit 戸畑では、経絡治療をベースに、その方の体質と当日の状態に合わせて施術を組み立てます。さらに理学療法士の視点から、不調の背景にある姿勢や動きのクセまで一緒に確認できるのが私たちの強みです。鍼が初めての方も、まずは雰囲気を知る気持ちでお越しください。

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