寒さで肩をすくめていませんか――冬の首こり・頭重感
冬になると、首こりや肩こりがいつもよりひどい。頭が重い日が増えた。夕方になると後頭部がズーンとする——。思い当たる方は多いのではないでしょうか。
鏡の前に立ってみてください。寒い日のあなたの肩、いつもより耳に近づいていませんか。
実は、冬の首こりには「寒さに対する身体の無意識のクセ」が深く関わっています。今日はその仕組みと、温活+鍼灸という二段構えのケアをお話しします。
寒いと、人は亀になる
寒風に当たったとき、私たちは無意識に肩をすくめ、首を縮めます。ちょうど亀が甲羅に首を引っ込めるような姿勢です。これは体温を逃がさないための自然な反応なのですが、問題は、寒い季節はこの「すくめ姿勢」が一日中、何か月も続くことです。
肩をすくめる筋肉——首すじから肩に広がる筋肉たち——は、縮みっぱなしになると血のめぐりが悪くなり、硬く、こわばっていきます。握りこぶしをずっと握りしめていると手がだるくなるのと同じで、「ゆるむ時間」のない筋肉は悲鳴を上げるのです。首の筋肉のこわばりは、後頭部の重さや締めつけられるような頭重感にもつながります。夕方に頭が重くなるのは、こわばりが一日かけて積み上がった結果とも言えます。
まずは「温活」で、すくみグセをゆるめる
対策の第一歩は、肩をすくめなくてすむ環境をつくることです。
外出時はマフラーやネックウォーマーで首元を守る。これだけで肩の力みがずいぶん減ります。家の中では、湯たんぽや蒸しタオルを首の付け根から肩に乗せて、じんわり温めるのがおすすめです。お風呂は湯船に10分、肩までつかって首をゆっくり回す。「温めると楽になる」タイプのこりは、血のめぐりが関わっているサインですから、温活との相性がよいのです。
服装にもひと工夫を。重いコートで肩がこる、という声は意外に多いものです。軽くて暖かい上着を選び、肩まわりがつっぱらないか試着で確かめる。かばんもいつも同じ肩にかけず、左右で持ち替える。小さなことの積み重ねが、首と肩の「ゆるむ時間」を増やしてくれます。
深いこわばりには、鍼灸という選択肢
ただ、長く続いた首こりには、手でもんでも届きにくい「深い層のこわばり」が隠れていることがあります。首の深いところには小さな筋肉が何層にも重なっていて、表面からのマッサージではなかなか届きません。
鍼の強みは、この深い筋肉に細い鍼先で直接アプローチできることです。硬くなった点をゆるめ、血のめぐりを促すことで、首まわりの重だるさを和らげることが期待できます。お灸の温かさは、温活の「上級版」のようなもの。ピンポイントで心地よくじんわりと温めます。「もんでもらっても数日で戻ってしまう」「温めると楽だが、夜にはまた重くなる」——そんな繰り返しに心当たりがあるなら、手の届かない深い層を疑ってみる価値があります。肩こりと鍼灸の話は肩こりと鍼灸の回で詳しくお話ししていますので、あわせてどうぞ。
自宅でできること:肩すとん+首湯たんぽ
- 息を吸いながら、両肩を耳に近づけるようにぐーっとすくめます(5秒)。
- 息を吐きながら、すとんと一気に力を抜きます。これを5回。
- タオルを巻いた湯たんぽ(または蒸しタオル)を首の付け根に当てて、5〜10分のんびり過ごします。
- 仕上げに、首をゆっくり左右に倒して10秒ずつ。痛い角度までは倒しません。
コツは、寒さを感じる前に先回りして温めること。「冷えてから」より「冷える前」のほうが、すくみグセを防げます。低温やけどを防ぐため、湯たんぽは肌に直接当てず、就寝中は当てたまま眠らないでください。
Move fit 戸畑でできること
Move fit 戸畑では、国家資格を持つ鍼灸師が、首・肩の深いこわばりに鍼とお灸でアプローチします。さらに理学療法士が、肩をすくめグセの背景にある姿勢のクセをチェックし、リフォーマーでの運動と組み合わせて「こりにくい身体」づくりまでサポートできるのが当店ならではです。
鍼灸の初回体験は一律500円、訪問にも対応しています。今年の冬こそ、首こりと頭の重さを持ち越さずに春を迎えましょう。